雨漏り修繕
雨漏り対策工事｜千葉県市川市
千葉県市川市にて雨漏り対策工事を行いました。
案件情報
【ご依頼内容】千葉県市川市 雨漏り対策工事 →雨漏り修繕サービスページ
【対応】お客様より、打ちつけるような雨の時に雨漏りするとのご相談をいただき、調査を行ったところ、外壁目地より浸水していることが判明しました。浸水を確認した箇所周辺の目地に対し、コーキング処理を行うとともに、前提処理としてプライマーを塗布し、コーキングの接着効果を上げております。
施工中写真
スタッフからのコメント
■なぜ“打ちつけるような雨”で雨漏りが起きるのか？
通常の雨では雨漏りしないのに、強風＋豪雨の組み合わせで突然雨漏りする場合、ほぼ確実に 外壁のシーリング（目地）部分の劣化 が関係しています。
シーリング材は、新築時は柔らかく弾力があり、外壁同士の隙間をしっかり密閉しています。
しかし年数が経つと…ひび割れ、肉痩せ、剥離（壁から剥がれる）などが起こり、 “見えないすき間” が発生します。
通常の雨の垂直方向の落下では浸入しなくても、打ちつけるような雨の場合は、雨水が壁に横から強く押し付けられ、その小さな隙間を押し広げるようにして室内へ侵入してしまうのです。
■外壁目地が劣化すると何が起きる？
外壁目地からの浸水は、建物内部に大きな影響を与えます。
①断熱材の湿気・カビ
壁内に入り込んだ水分は乾きにくく、内部でカビを発生させ、健康被害にもつながります。
②内装材の劣化
クロスの浮き、シミ、腐食など、目に見える被害に発展することも。
③雨漏りが“慢性化”
1度水が入り込むと、劣化した目地はさらに脆くなり、ちょっとした雨でも雨漏りしやすい状態になります。
雨漏りは、天井に出てくる頃には「末期」状態。外壁の目地劣化は、放置して良い問題ではありません。
【参考】よくある質問『雨漏り修理は天候が悪い場合でも施工は可能ですか？』など掲載
■今回の現場で行った対策：正しいコーキング処理
今回のお客様宅では、浸水が確認された目地周辺を中心に、以下の処理を行いました。
①プライマー塗布（前処理）
コーキングを長持ちさせるための「接着剤」のような役割です。
これを行わないと密着が悪くなり、数年で剥離することも。
②コーキング充填
劣化した目地部分へ新しいコーキングを充填。隙間を完全に塞ぎ、雨水が入り込むルートを遮断します。
特に外壁の防水は 細かい処理の精度が持続性を左右 します。丁寧に施工することで、長期的な防水力を確保しました。
■目地劣化は“家の寿命”に直結するサイン
外壁目地の寿命は一般的に 5〜10年 と言われています。築10年以上のお住まいで目地メンテナンスをしていない場合、どの家でも雨漏りリスクは高まります。
さらに以下のサインがある場合は要注意です。
・目地にひび割れ
・コーキングが痩せて隙間がある
・触ると硬く、弾力がない
・外壁の反り・浮き
ひとつでも当てはまれば、早めの点検をおすすめします。
■まとめ
外壁目地の劣化による雨漏りは、「強い雨の時だけ起きる」という特徴を持っています。
しかし、この状態を放置すると…
壁内部の腐食、カビの発生、建物寿命の短縮
など、深刻なトラブルへ発展しかねません。
外壁目地の劣化は「早めの発見・早めの処置」が最も重要です。
大掛かりな工事になる前に、ぜひ専門の点検を受けてみてください。
