豆知識
羽アリを見たら危険?シロアリ被害の見分け方と正しい対処法(4月~5月は特に要注意!)
春になると、「室内や窓際に羽のついたアリのような虫が出てきた」というご相談が一気に増えてきます。この“羽アリ”、実はシロアリ被害のサインである可能性が高く、見過ごしてしまうと住宅に深刻なダメージを与えてしまうこともあります。
今回は、4~5月に特に多く発生する羽アリの正体と、見つけた際に注意すべきポイントについてわかりやすく解説します。
施工事例その1

【ご依頼までの経緯】
現地調査で被害の状況を確認したうえで、床下や被害が出ている箇所を中心にシロアリの駆除・消毒を行いました。柱や畳の修復は行わず、ご要望に合わせて必要最低限の処置にとどめ、今後被害が広がらないよう対策工事を実施しました。
施工事例その2

【ご依頼までの経緯】
築10年の戸建て住宅で羽アリを見かけたとのご相談を受け、床下の点検を行いました。大きな被害は見つかりませんでしたが、薬剤の効果が切れる時期だったため、予防として床下全体にシロアリ用の薬剤を散布し、木部にも処理を行いました。あわせて、シロアリの侵入経路となる土壌や基礎まわりにも薬剤を施し、今後の被害を防ぐ対策を行っています。
春は要注意!羽アリを見たら疑うべきシロアリ被害とは
羽アリ=その場で駆除すれば安心、ではありません
春になると、「室内で羽アリを見かけた」というご相談が急増します。突然現れる羽アリに驚き、市販の殺虫スプレーなどで対処される方も多いですが、実はそれだけでは根本的な解決にはなりません。
なぜなら、羽アリはシロアリの巣から飛び立つ“ごく一部の個体”であり、本体である巣は床下や壁の内部、基礎の周辺などに潜んでいるケースがほとんどだからです。
つまり、目に見える羽アリを駆除しても、すでに建物の内部ではシロアリが活動している可能性が高いということです。実際の現場でも、「羽アリだけ処理して安心していたら、後から大きな被害が見つかった」というケースは少なくありません。
なぜ春(4〜5月)に羽アリが増えるのか?
シロアリは、気温が上がり湿度が高くなる春に「群飛(ぐんぴ)」という行動をとります。これは、新しい巣を作るために羽アリが一斉に飛び立つ繁殖行動です。
特に4月〜5月は発生のピークとなり、以下のような場所で見かけることが多くなります。
- 窓際や照明の周り(光に引き寄せられる性質があります)
- 玄関や室内の床付近
- 浴室・洗面所・キッチンなど湿気の多い場所
- 換気口や基礎の隙間付近
この時期に羽アリを見かけた場合、建物のすぐ近く、もしくはすでに内部に巣がある可能性が高いと考える必要があります。
羽アリ=シロアリとは限らない?見分けのポイント
実は羽アリには、シロアリ以外にも「クロアリ(黒アリ)」の羽アリも存在します。しかし、両者では被害の有無が大きく異なります。
- シロアリの羽アリ:体がずんぐりしていて、触角がまっすぐ。羽は4枚とも同じ大きさ
- クロアリの羽アリ:くびれがあり、触角が曲がっている。前後の羽の大きさが違う
ただし、一般の方が正確に見分けるのは難しいため、「羽アリを見た時点で点検する」ことが最も確実な判断方法です。
見逃しがちな初期サインとは?
シロアリ被害は、突然大きな異変として現れるのではなく、日常の中に小さなサインとして現れます。
- 床がフカフカする、沈む感じがする
- 歩くとミシミシと音がする
- ドアや窓の開閉がしづらくなる
- 壁紙の浮きやシミ、変色が見られる
- 木部を叩くと空洞音がする
これらはすべて、内部の木材がシロアリによって食害されている可能性を示しています。
シロアリ被害を放置するとどうなる?
シロアリは木材の内部を静かに食い進めるため、気づいたときには被害が広がっているケースが非常に多いです。
放置してしまうと、以下のようなリスクがあります。
- 床下の土台や柱が空洞化し、建物の強度が低下する
- 耐震性が落ち、地震時のリスクが高まる
- 修繕範囲が広がり、数十万円〜数百万円規模の工事になることも
実際に「最初は羽アリだけだったのに、調査すると土台が大きく食われていた」というケースも珍しくありません。
羽アリを見つけたときの正しい対処法
羽アリを見つけた際は、慌てず冷静に対応することが大切です。
- 市販の殺虫剤だけで終わらせない
- 発生した場所・時間・数を確認しておく
- 写真を撮っておくと判断材料になります
- できるだけ早く専門業者へ相談する
特に、
・毎年同じ時期・場所で発生する
・室内で複数匹見かける
・床付近や水まわりで発生している
このような場合は、すでにシロアリが定着している可能性が高く、早急な点検が必要です。
早期点検が“被害と費用を抑えるカギ”です
シロアリ対策において最も重要なのは、「早期発見・早期対応」です。
- 被害がない・軽度 → 予防処理のみで対応可能
- 被害が進行 → 駆除+木部補修などが必要
つまり、発見が遅れるほど費用・工事規模ともに大きくなる傾向があります。
羽アリを見かけたタイミングは、被害の有無を見極める重要なサインです。この段階で点検を行うことで、最小限の対応で済むケースも多くなります。
まずは現状を正しく知ることが大切です
シロアリ被害は見た目だけでは判断できません。床下や建物内部の専門的な調査によって、初めて正確な状況が分かります。
- 被害があるのかどうか
- どこまで進行しているのか
- 予防で済むのか、駆除が必要なのか
- 再発リスクがあるかどうか
これらを明確にすることで、無駄のない最適な対策が可能になります。
まとめ
春に発生する羽アリは、単なる虫ではなく、シロアリ被害の重要なサインである可能性があります。
「少し見かけただけだから大丈夫」と放置してしまうと、気づかないうちに被害が進行してしまうこともあります。
大切なお住まいを守るためにも、早めの点検・早めの対策をおすすめします。
アビリティでは、お見積もりを無料で行っております。
「これってシロアリ?」「被害は大丈夫?」といった段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。
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