施工実績

■施工のポイント
スーパーガルテクトは、断熱材一体型のガルバリウム鋼板屋根材で、
・圧倒的な軽量性（瓦の約1/10）
・優れた遮熱・断熱性能
・高耐食性のスーパーガルバリウム鋼板
・メンテナンス性が高い
・地震への安心感

といった特徴を持ち、近年「瓦からガルバへの葺き替え」で最も選ばれている屋根材のひとつです。
雨漏り解消と長期耐久性の向上を目的とする今回の工事には最適な屋根材となりました。

■作業内容
①既存瓦・瓦桟木撤去
まずは既存の和瓦、瓦桟、土などをすべて撤去します。
撤去作業を進める中で、下地の野地板が大きく傷んでいる部分が複数確認でき、雨漏りが広がっていたことが改めて分かりました。
瓦の重量が大きく、長年の荷重によって下地が弱くなるケースは非常に多いため、葺き替え時には下地の状態確認がとても重要です。

②垂木木下地組み
傷んだ部分を中心に、補強のための垂木（たるき）を追加で組みます。
屋根は建物の中でも常に雨風や紫外線を受ける部位のため、下地の強さが屋根全体の寿命に直結します。
腐食した箇所を放置したまま新しい屋根材を乗せてしまう業者もいますが、当社では下地補強を徹底してから工事を進めます。

③コンパネ（構造用合板）張り
続いて、新しい屋根の土台となる構造用合板（12mm）をしっかりと張っていきます。
この作業によって、屋根がフラットになり、後のルーフィング施工や金属屋根材の仕上がりが美しくなります。もちろん、釘のピッチや位置も規定に従い確実に固定していきます。

④ルーフィング（防水シート）葺き
雨漏りを防ぐ最も重要な工程がこの防水シートです。
今回は高耐久の改質アスファルトルーフィングを使用。重ね幅を守りながら、屋根全体を隙間なく覆います。
金属屋根でも瓦屋根でも、ルーフィングが破れたり劣化すると雨漏りが起こります。そのため、材料の品質・施工精度ともに最優先で行います。

⑤板金役物取り付け（軒先唐草・ケラバ）
屋根の端部は雨水が最も集まるため、軒先唐草、ケラバなどの板金役物を取り付けてしっかりと防水性能を確保します。
板金の納まりは職人の技量が大きく出る工程で、少しの隙間でも雨水の侵入リスクに繋がるため、丁寧に加工し確実な固定を行います。

⑥屋根材本体（スーパーガルテクト）葺き
いよいよ金属屋根材本体を葺いていきます。
スーパーガルテクトは断熱材一体型のため、元々の遮熱性に加えて断熱効果も高く、夏場の屋根裏温度の低下にもつながる優れた屋根材です。
軽量で住宅の耐震性が向上するというメリットもあり、瓦からの葺き替えでは特に人気です。
職人が一枚一枚丁寧に施工し、端部・ビス固定・重ね幅なども厳密に管理します。

⑦棟板金仕舞い
最後に棟部分の下地（貫板）を施工し、上から棟板金を取り付けます。使用する貫板は腐食に強い樹脂製を採用。
屋根の中でも棟板金は強風被害が最も多い箇所のため、ビスの種類・打ち込み深さ・ピッチなどを確認しながら確実に固定しました。

【よくある質問】『屋根改修はどのくらいの頻度で行うべきですか？』など掲載

■施工後
全体がすっきりと軽量化され、見た目もスタイリッシュな屋根に生まれ変わりました。
もちろん雨漏りの原因となっていた下地の劣化はすべて改善され、今後長期間にわたって安心してお住まいいただける状態となっています。
「屋根が軽くなって安心」「前よりも家が明るく見える」とお客様にも大変喜んでいただきました。

■まとめ
今回の向日市の雨漏り修理では、単なる表面の補修ではなく、根本原因となる下地の劣化をしっかり解消した上で、高耐久のスーパーガルテクトに葺き替えることで建物全体の耐久性が大きく向上しました。
雨漏りは放置すると構造体まで腐食が進み、修繕費用が大きく膨らむことがあります。

少しでも「天井にシミがある」「瓦が古い」「屋根が気になる」など、気づいたことがあれば早めの点検をおすすめします。
当社では無料点検・無料お見積りを行っておりますので、お気軽にご相談ください。

【お問い合せ】雨漏りや屋根の被害の状況やお悩みに合わせて無料でお見積もりをご提示します