施工実績

その「もしかして？」が、あなたの家を蝕んでいるかもしれません。
ドア枠から発覚した、静かなる破壊者「シロアリ」との戦い、異変は突然に。お客様の小さなSOSが教えてくれた真実。

「玄関のドア枠に、なんだか小さな穴や、木材の変色があるような気がして…」。

先日、私たちにご依頼をくださったお客様からの、不安に満ちた一本のお電話が、すべてのはじまりでした。お客様が目にしたのは、毎日必ず目にする玄関ドアの枠、家の「顔」とも言える部分の、わずかな異変。その直感こそが、大切なご自宅を、静かに、しかし確実に蝕んでいた「静かなる破壊者」、シロアリの存在を私たちに教えてくれたのです。

私たちはすぐさま現地へと急行しました。プロの視点から見れば、ドア枠の被害は、すでにシロアリが建物の内部を相当期間進行し、ようやく目に見える場所へと到達したサインです。これは、氷山の一角に過ぎません。

◾️現地調査で明らかになった、衝撃の真実：床下の「シロアリハイウェイ」
お客様立ち会いのもと、まずはドア枠の被害状況を詳しく確認しました。そして、その根源を探るべく、建物の心臓部とも言える「床下」へと潜ります。
そして、案の定。懐中電灯の光が照らした先には、土台や束石に沿って、シロアリが移動するために作る**「蟻道（ぎどう）」**が、まるで高速道路のように伸びていました。この蟻道こそが、シロアリが外部の光や乾燥から身を守りながら、**家の木材へと食害を広げるための「シロアリハイウェイ」**なのです。

そして、その蟻道が、まさに今回被害が確認されたドア枠の木材へと一直線に繋がっていることを突き止めました。この瞬間、お客様の不安は確信へと変わりましたが、同時に、早期発見という幸運が、被害の拡大を食い止めるための大きな一歩となったのです。

◾️「見えている被害」の裏側にある、「見えない進行」の恐ろしさ
ここで、皆様に最もお伝えしたい重要な事実があります。

【鉄則】シロアリ被害は、目に見える場所に出た時点では、すでに手遅れの可能性が高い
今回のお客様のように、ドア枠という**「見える場所」に被害が出たということは、そのさらに奥にある、壁内部の柱や、床を支える構造材、そして床下の土台といった「見えない場所」が、すでに長期間にわたって被害を受けていた**ことを意味します。

シロアリの群れは、光を避ける習性から、常に建物の内部、湿気の多い場所、そして人の目に触れない場所を選んで食害を進めます。もし、今回ドア枠という**「見える部分」に被害が出ていなければ、お客様はまだ「自分の家は大丈夫だ」と信じ、その裏側でシロアリの進行はさらに静かに、確実に進んでいた**でしょう。
シロアリは、建物の強度を保つ重要な構造材をスカスカにし、地震や台風といった自然災害が発生した際に、ご自宅が耐えられなくなるという、生命に関わるリスクに直結します。

【事例】『和室から「羽蟻が発生している」とのご相談』など掲載中

◾️専門家だからこそできる、再発を防ぐための徹底的な施工プラン
お客様に、現地調査の結果と、このまま放置した場合の深刻なリスクを、写真や動画を交えて丁寧に説明させていただきました。不安な表情をされていたお客様も、私たちの専門的な解説と、具体的な解決策の提示により、納得と安心の表情へと変わっていかれました。
そして、今回ご提案し、ご理解いただいた上で実施させていただいた施工内容は、再発防止と家屋の長寿命化を最優先とした、以下の複合的なプランです。

・玄関・勝手口の穿孔注入（せんこうちゅうにゅう）：
外部からの侵入経路となりやすい土間コンクリートの隙間や、木材の内部に、専用の薬剤を高圧で注入し、侵入を許さない防御ラインを形成します。

・ドア枠の穿孔注入と表面処理：
すでに被害が出ているドア枠の内部深くに薬剤を注入し、現在活動しているシロアリを徹底的に駆除するとともに、残存する木材を薬剤で固め、新たな食害を防ぎます。

・床下木部の穿孔注入と表面散布：
家の土台、大引（おおびき）、束（つか）といった建物を支える最重要構造材すべてに、シロアリが食いつかないよう、薬剤を注入・散布し、徹底的なバリアを構築します。

・防腐防カビ剤の床下全体への散布：
シロアリは湿気のある場所を好みます。湿気対策として、木材の腐敗やカビの発生を防ぐ専用薬剤を散布することで、シロアリにとって住みにくい環境を作り出し、根本的な予防を図ります。
この複合的な施工により、私たちは単に「今いるシロアリを駆除する」だけでなく、「今後何年にもわたってシロアリが近寄れない家にする」という、お客様の安心を約束する施工を実施いたしました。

◾️お客様へ、そして今この文章を読んでいるあなたへ
今回、ドア枠に被害が出たことは、お客様にとっては非常に残念な出来事でした。しかし、この被害が早期に発見されたことは、不幸中の幸いとも言えます。これが私たちのような専門家に相談する「最後のチャンス」だったかもしれません。
「我が家は築浅だから大丈夫」「コンクリート造だから安心」—残念ながら、その油断がシロアリに付け入る隙を与えてしまいます。シロアリはわずか数ミリの隙間からでも侵入し、基礎の内部、配管の隙間などを通って、あなたの家へと忍び込みます。

◾️その不安を、確かな安心に変えるために
もし、あなたの家で次のようなサインが見られたら、それはシロアリからの危険なメッセージかもしれません。

・ドアや窓の開閉がしにくくなった（木材が湿気で歪んでいる可能性）
・柱や壁を叩くと、軽い、空洞のような音がする
・庭や玄関周りで羽アリを大量に見かけた（特に春〜初夏）
・床がなんとなくフワフワする、きしむ音がする

「もしかして？」という小さな不安は、私たちに「今すぐご相談ください」というサインです。
私たちは、専門知識と最新の技術、そして地域に根差した経験に基づき、あなたの家の状況を正確に診断し、最適な駆除・予防プランをご提案します。
大切なご家族と、かけがえのない財産であるご自宅を、静かなる破壊者から守りましょう。
「もう手遅れかもしれない」と諦める前に。
お見積もり、現地調査は無料で承ります。まずはお気軽にご連絡ください。
あなたの家の「安心」を取り戻すお手伝いをさせてください。

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